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時代と共に変化する温泉

国内旅行ガイドを日帰りから温泉プランまで押さえていきますが、テーマへと参りましょう。日本人特有の文化の中に温泉がある。
外国にも温かい湯が沸き出す場所はあるが、日本の温泉の様に裸になってゆったりと浸かると言った文化はない。
大抵の日本人は老若男女問わず、休みが取れれば温泉に行こうと考えるだろう。
一時は温泉ブームと呼ばれるものがあり、皆揃って温泉宿へ出かけていた。

しかし、最近では交通手段の発達、休日の分散化等で、連休を取ることができず、宿泊を含めた温泉旅行へ行く人が少なくなってきた。
とりわけ若い世代は忙しいのか、一斉を風靡した温泉宿も今や閑散としている。
そこで、新たに生まれたのが日帰り温泉という概念である。

九州には別府、黒川温泉等、有名な温泉もあるが、最近では宿泊目的の客のみにかかわらず、若い世代をターゲットにした日帰り温泉的な施設も数多く整えている。
若い世代の人々が気軽に立ち寄れる温泉、それが日帰り温泉のメリットである。
その日帰り温泉でも特に人気があるのが、家族湯である。
その名の通り、家族のみで入れる、個室の温泉である。
せっかく家族で温泉へ行っても温泉では離ればなれになってしまう。

また、待ち合わせる時間が面倒などと言った問題が個室温泉には無い。
家のお風呂感覚で気軽に日帰り個室温泉を楽しむことができるのが人気の理由である。
料金も安いところで1時間利用の1000円ほど。
3人で個室温泉に入れば元がとれてしまう。
個室と言うこともあり、毎回新しいお湯が入るので気持ちもよい。
核家族化となり、家族単位で行動することが多くなった為、日本の温泉文化も時代のニーズに答える形で宿泊温泉から日帰りの個室温泉へと変化している。