プードルという犬種においてもとても希少なティーカッププードル。
高価なものがほとんどですが、飼いたいとお考えの方もたくさんいらっしゃると思います。
ショップやブリーダーのもとで育てられたティーカッププードルの中には健康で元気なワンちゃんと、そうではない不健康なワンちゃんが混じってしまっているのが現在の日本の現状です。
そのため、ティーカッププードルを飼うに際しては、きちんとした「見る目」「選ぶ目」を養うことが必須条件なのです。
まずプードルという犬についてお話すれば、プードルという犬自体、サイズや毛色、顔つきや性格など、実にさまざまなワンちゃんがいるというのが特徴のひとつです。
まず「見る目」を養うために、より多くのペットショップやブリーダーを訪れて、なるべくたくさんのプードルを見て歩くということが大切です。
どんなワンちゃんがいるのか、その数は多く知っていればいるほど、見る目を養う助けになってくれるはずです。
そういった中で、より詳しく状態を見ていき、「気に入った」と思えるティーカッププードルを選びだすのはさらにもう一歩深い過程となります。
基本的なチェックポイントとしては、毛色にこだわりたい場合、生まれてから期間の短いワンちゃんなどの場合退色の可能性が考えられます。
表面に見える毛の色だけでなく地肌側もしっかり見ておきましょう。
地肌に近い色が後で出てきて成犬になるということがほとんどです。
そして何より大切なのは、ワンちゃんが元気であるかという事です。
目の輝きや、人に好奇心を寄せてくるワンちゃんであるか、しっかりと歩いているか、また、しっぽは立ってぴんと巻いているか…こういった所からワンちゃんの健康状態を判断できます。
しっぽが垂れ下がって股の間にはさまるようになっているワンちゃんは健康に問題ありです。
これは単純にショップまたはブリーダーの責任問題ですから、ティーカッププードルを飼いたいという方がこういうワンちゃんを避けてもそれは仕方のない事です。
ショップやブリーダーはプロの責任として、健康なワンちゃんを送り出さなければなりません。
ではなぜそういった、健康に問題のあるティーカッププードルたちが出てきてしまうのでしょうか。
それはティーカッププードルという種の繁殖に関係があります。
日本では多くのブリーダーは農業の副業や狭い場所での、規模の小さい交配しかできません。
いっぽうアメリカでは大規模な農場を営む傍らでブリーダー業を行うという形態があります。
ティーカッププードルを繁殖させるためには、アメリカのように膨大なトイプードルを育てていける環境がないと、なかなか繁殖していきません。
それだけ、体が小さい種を定着させるのが難しい、という事です。
ある説では日本でティーカッププードルは生まれない、というものがあります。
日本では繁殖のためのじゅうぶんな頭数がそろわないため、生まれたとしても突然変異でその代だけ、という事が多く、またほとんどの場合、本来なら生後まもなく自然淘汰されてしまうほど体の弱い、または病気がちのワンちゃんがそのまま人の看護で成長してたまたま生きながらえている(つまり短命です)という事が多くあります。
ですから、ブリーダーの観点からも、ティーカッププードルの繁殖にはとくにアメリカで生まれた雄のワンちゃんが不可欠とされています。
これはトイプードルでは父親の遺伝子が強く残るためと言われています。
このようにトイプードルよりさらに繁殖が難しいティーカッププードルは、きちんと元気に育ってきたワンちゃんが少ないのです。
ショップ、ブリーダーを訪れた時には、必ずワンちゃんの健康状態をチェックしましょう。
元気のないワンちゃんは、せっかく飼っても私たち素人では長生きさせてあげられないような運命をたどってしまうかもしれません。
そして、元気なワンちゃんの中から、顔つきや毛色、性格などを見てどの子にするかを決めていきましょう。
疑問や気になることがあればペットショップの人やブリーダーに直接聞いてみましょう。
健康状態については、体の健康だけでなく心も健康かどうか、長くケイジに入れて育っているとなかなか人になつかなかったりという子もいます。
どんなふうに育ってきたワンちゃんなのかということも気になるようであれば直接質問してみましょう。
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トイプードルは、ノン・スポーティング・グループ(伴侶犬)に分類される小型犬です。スタンダードプードル(大型犬)を小型に改良して、今日のトイプードルができました。トイプードルのその高い学習能力は現在でも変わらず、オーナーと楽しんでトレーニングができます。
ショップやブリーダーのもとで育てられたティーカッププードルの中には健康で元気なワンちゃんと、そうではない不健康なワンちゃんが混じってしまっているのが現在の日本の現状です。そして何より大切なのは、ワンちゃんが元気であるかという事です。ショップ、ブリーダーを訪れた時には、必ずワンちゃんの健康状態をチェックしましょう。