妊娠 周期

妊娠 周期

産婦人科で妊娠が確定すると、今は妊娠５週目ですね、とか、妊娠３ヶ月目に入っていますね、とか言われることが多いと思います。
この妊娠何週とか、何ヶ月とか、言い表すことを妊娠周期といいます。
これは、実は、WHO(世界保健機構)でしっかり定義される世界共通のものなのです。
妊娠周期は、WHOの規定によると最終月経の初日を０日として、７日毎に数えることになっています。
ですから、最終月経初日から６日までを妊娠０週として数えるのです。

だから、いつ妊娠するか分からない方は、月経の期間をいつもチェックしておくようにしましょう。
そうしないと、いざ妊娠したときに正しい妊娠周期が分からなくなりますからね。
ちなみに、正常な妊娠持続日数は、４０週（２８０日）と定義されていて、２８日を１週として、１０ヶ月間と定められています。
さて、先ほども述べましたが、妊娠周期の開始は、最終月経の初日とされています。
そして、排卵日は妊娠２週０日と定められています。
これだと１週間くらい妊娠した時期から早いことになりますが、実はそれが妊娠初期に胎児が週数に比べて小さいという原因でもあるのです。

最終月経を初日とすると決まっているために、本当の妊娠周期の計算は困難です。
また、生理不順の人には、当然当てはまらないことになります。
妊婦検診に通うようになると、妊娠周期とは別に、超音波などを使っての胎児計測で、妊娠週数を算出するようになるのですが、これも１週間ほどのずれが生じることが多くなります。
これは、WHOに定めている妊娠周期に則っているからで、どうしても１週間ほどのずれが生じるのは当然だし、妊娠周期は目安であると捉えておいた方がいいかもしれません。