介護施設カテゴリー一覧

集団生活型介護

グループホームは、集団生活型介護と呼ばれることもあります。グループホームの中でも、
認知症対応型である認知症高齢者のためのグループホームがもっとも多く、
その他嚥下困難、学習障害など、さまざまな障害に対応したタイプのグループホームも存在します。

こうした独立したグループホームのほかに、大きな施設の中に、グループホームがいくつも
立ち並ぶというタイプも存在します。

グループホームとは、病気や、障害があるために日常生活を送ることに支障を来たしている
人たちに対して介護関連の専門スタッフが援助をしながら、少ない人数で一般的な住居に住み、
共同生活を送るという介護の形態のことを言います。グループホームに住んでいるからといって、
そこに缶詰になるのではなく、住んでいる地域の地域社会にも参加していきます。

グループホームは、集団生活型介護と呼ばれることもあります。グループホームという介護の
方法がどこで始まったかというと、もともとはヨーロッパの思想だと言われています。
ヨーロッパでは、かねてから障害者を施設から解放しようという動きがありました。

精神障害者、知的障害者を社会的な隔離施設から解放しようという脱施設の動向が、
患者・高齢者・要養護の児童にも拡大されていき、広く浸透してきたものがグループホームの
考え方を生んだとされています。グループホームの中でも、認知症対応型である
認知症高齢者のためのグループホームがもっとも多く、その他嚥下困難、学習障害など、

さまざまな障害に対応したタイプのグループホームも存在します。実際、
認知症高齢者型グループホームは、介護保険上でも住宅とみなされていますし、また、
そのグループホームで提供されるサービスを、在宅サービスと位置付けています。

中でも、グループホームならではというものなのですが、最も典型的なタイプとしては、
住宅であること、すなわち自宅であるということを重視して擬似家族的に生活を送るグループホームが
あります。これらのサービスは、介護援助サービス企業が設けたものもありますし、
障害者グループが自ら自立生活を目指して共同生活に踏み切り、ボランティアを募って、
その人たちの援助で生活するものもあります。こうした独立したグループホームのほかに、
大きな施設の中に、グループホームがいくつも立ち並ぶというタイプも存在します。
例えば、総合病院の敷地内にグループホームが何棟か立っているというような状態です。

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介護保険3施設

指定介護老人福祉施設とは、介護保険が適用になる介護保険3施設のうちの一つです。
名前が変わったのは、介護保険制度が発足されたことにより、介護保険法上の名称が
介護老人福祉施設となったためです。入居する必要性があるか、介護者、要介護者の状態、
在宅介護の可否といった事柄を点数にて検討した上で、決定されます。

指定介護老人福祉施設とは、介護保険が適用になる介護保険3施設のうちの一つです。
常時介護が求められ在宅での介護ができないと認められた要介護者が入所でき、
介護を受けながら日常生活を送ることができ、また健康管理をしてくれるサービスです。

以前は特別養護老人ホームという名称でした。名前が変わったのは、
介護保険制度が発足されたことにより、介護保険法上の名称が介護老人福祉施設となったためです。老人福祉法に準じた特別養護老人ホームという条件を満たし、

かつ介護保険法による都道府県知事の指定を受けた施設が、指定介護老人福祉施設と
いうことになります。具体的には、65才以上の第一号被保険者と40才以上65才未満の
第二号被保険者が対象で、利用できる日数に制限はなく終身利用することができます。

入居する必要性があるか、介護者、要介護者の状態、在宅介護の可否といった事柄を
点数にて検討した上で、決定されます。
一度だめになったらもう入居できないということはなく、要介護者、介護者をとりまく環境、
状況が変化した場合は、再度申し込みをすればOKになる可能性があります。

制度上の考えとしては介護度が高い人が優先的に入所許可されるべきなのでしょうが、
介護度が高い人はその分、受け入れ側の負担が大きいこともあり、介護度の点数が高いといっても、
受け入れる特養側に対応できるキャパがないために断らざるを得ないのが現状といえます。

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指定介護療養型医療施設

指定介護療養型医療施設とは、長い期間にわたって、入院や療養が必要になる患者のための
介護保険施設のことです。ですが、指定介護療養型医療施設が廃止された後の受け入れ先となる、
指定介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)と介護老人保健施設は、介護福祉士はいても、
医療に慣れた看護師の数は少ないのが現状です。

指定介護療養型医療施設とは、長い期間にわたって、入院や療養が必要になる患者のための
介護保険施設のことです。要介護の患者に対して、入院、看護、介護、機能訓練といった
医療サービスが提供されます。療養を受ける際、介護保険が適用されるためには、
要介護認定を受けておく必要があります。施設でサービスを受けるためには、
65才以上の第一号被保険者か、40才以上65才未満の第二号被保険者が条件となります。

通常の病院では、高齢者が入院できる日数は3ヶ月と制限されていますので、
入院日数の制限がない指定介護療養型医療施設は、その意味において、
高齢者の要介護患者を持つ家族には有難いのです。ですが、厚生労働省は介護保険三施設のうち、
この指定介護療養型医療施設は2011年度末で廃止し、2012年度以降は、
特別養護老人ホームと介護老人保健施設の二施設に絞ることを予定しています。

これは、介護の病床と医療の病床の区分があいまいなことで、介護と医療の
保険適用がうまくいっていないためと説明されています。ですが、指定介護療養型医療施設が
廃止された後の受け入れ先となる、指定介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
と介護老人保健施設は、介護福祉士はいても、医療に慣れた看護師の数は少ないのが現状です。

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